天気は大荒れ

入浴後のメールチェック。
ん? Tさんから「8時からNHKの金特を観ましょう。」とのメール。冬の北アの特集だとか。
丁度8時を回ったところ。急ぎ返信メールを送りテレビの部屋へ。PCの横にもゲーム専用TVが置いてあるが画面が小さくて見辛い。同じ見るならデカイ画面で。
で、今見終えたところ。
綺麗ですな〜。素晴らしいですな〜。荘厳ですな〜。息が出来ないくらいの威圧感ですな〜。
そうだ。これが山なのだ。やっぱり鈴鹿じゃ山とは言えんのう。こんなこと言うと人から非難されそうですが、やはり比べること自体がナンセンス。鈴鹿と北アじゃ時限が違いすぎる。お稽古場と本番とは違ってあたりまえなのです。
田部井さんも言っていましたが、荘厳な山の姿を目の当たりにするとどんな人でも謙虚になります。自分の矮小さを思い知らされ、自然の雄大さに畏敬の念を抱きます。時として感極まり涙が溢れ出る事もあります。どんなに鈍感な人でさえも。
あ〜、良い物を見せて貰った。メールをくれたTさんに感謝!


そのお稽古場にしか行けないtanuoさんは、明日はそのお稽古場にすら行けない。そう今日明日と天気が大荒れなのだそうです。
可哀想なtanuoさん!
もっと可哀想なのは家の愚息。休暇まで取って今日明日とディズニーランド。今朝は早朝5時から出かけて行った。よりによってこんな大荒れになるとは。不憫な子だ。御一緒している彼女も不憫な事です。
まあそれでも楽しい思い出になるんだろうなあ。いいなあ若いって。往復の新幹線の中も楽しいだろうなあ。どんなシチュエーションでも全く関係ないのだろう。ただ一緒に居れさえすれば、雨が降ろうが槍が降ろうが。ん?槍?
お〜、金特で槍もやってましたねえ。
金特では晩秋の槍でしたが真冬の槍もええですよ。たぶん今でも槍ヶ岳山荘の一部が冬季用に開放されていると思います。
これを利用すれば行程も無茶苦茶楽になります。黒い地肌に薄っすらと付いた霜、それが朝陽に輝き薄くピンクを帯びて見えます。時間が経つにつれ日に融け直ぐ真っ黒に変わって行きますが、この一瞬の薄桃色、儚くも美しいものです。威圧的に屹立した姿と相まってえもいわれぬ荘厳さです。金特でも真冬の槍の姿を見せて欲しかったなあ。