ランチタイムデート

昨日のお昼は久しぶりのランチタイムデート。
お昼のメニューでお値打ちな定食をオーダー、それ以外に単品で【てっさ】と【からあげ】を追加した。
これでかみさんも満足。フルコースでなくとも【てっさ】と【からあげ】をそれぞれ少々で充分なのである。
これでこの冬の宿題である【ふぐ】は消化した。後は蟹を残すのみだが、いずれその内に。そうそう蟹もお昼のメニューの方がぐんとお値打ちである。これも次回のランチタイムに消化しよう。余った分はR10の資金にまわすか。ウッシッシ〜。


繊細な味のふぐをからあげにするとその味が死んでしまうと言う人もいる。そうかもしれない。しかし我家ではからあげは必須メニューである。淡白だからこそ濃厚なからあげの味付けが合うようにも思える。但し食べる順番は厳守している。刺身で繊細な味わいを楽しみ、からあげはその後である。先に味の濃いからあげを食べてしまうと舌が麻痺して刺身の繊細さが全く解らなくなる。
しかしこの刺身、味も食感もカワハギとよく似ている。唯一の違いは身の大きさくらい。それと皮。分厚いゼラチン質の皮はふぐ独特のものでカワハギには無い。違いが大きさだけならカワハギの刺身で代用するか。その方がずっとお安い。…またまたみみっちい事を考えている。
そういえば肝の味もそっくりだった。ふぐ肝と称してカワハギの肝を出す店があったと聞いた事がある。この方が安くて安全でもある。しかし同じ代用するならアンキモの方がボリュームがあってよいかも。
暫く前にふぐ毒で人が死んでいたような。素人料理は恐い。地域によってはふぐの危険性を認識していない調理人や管理できないお役所もあるようだ。ところでこんな事かいているくらいだから昨日のふぐに当たった気配は無いようですね。尤も肝なんて今じゃ名古屋では食べさせて貰えないし。
大丈夫かどうか気にしながら食べる、なんて今じゃ考えられない。大丈夫が当たり前という感覚である。
あのハラハラドキドキ感も味のひとつだったのではないか。だから一層旨かったのではないかと思う。飽食の時代、何事にも感動や感謝の念が薄れ、味自体もインパクトが弱くなっているように思える。