R10

昨日の御在所通勤ではデジカメ用に新兵器を持って行った。
と言ってもただの使い捨てカイロである。最近急にバッテリーが低温に弱くなってしまい、起電力不足でボディからせり出した鏡胴が収まらなくなってしまうのである。電源ONで出きらないのか焦点も合わず撮影することもできない。それで思いついたのが、使い捨てカイロをカメラケースの内側に貼っておき、これでカメラを包むように収納するのである。
成果はまあ良好だったと思う。先日のように冷え込んではいなかったが、発熱量が足りなければもう少し大きめのカイロに代えればよい。
これでGXも暫く延命が図れた。バッテリーを買い換えれば済む事だが単体で買うと結構お高い。そんなお金、よう出さん。
それにGX本体もだいぶ草臥れてきておりちょっとした不具合も目立つ。それと最初の仕様からの問題だが役不足の所も気になる。それならいっそ新品に買い換えてはどうか? と考えるのは誰しもの事である。
そこで参考のため、価格.com でR10の価格を調べてみた。先日の最安値が21,100円まで下がっていたが、現在は若干上がり21,300円近辺で推移している。まるビのtanuoさんでもポケットマネーでなんとかなりそうな価格だ。

土曜日にY電気へ行ったついでにR10を触ってみた。
GXでマクロ撮影時の合焦点の選択性の悪さが随分改善されている。
早い話、AFではコントラストの悪い小さな花に焦点を合わそうとしても背景に合ってしまうのだ。
三脚なしでマニュアルフォーカスではなかなか合わない。スイッチによるステッピングモーターで鏡胴を動かしていたんじゃ微妙な調整はできない。おまけにピント確認もモニターを10倍に拡大するだけなのでシャープなフォーカスなんてどだい無理な話である。
ところがR10で背景から10cmくらいのところに指を立て、その指を狙ってAFすると指にバッチリとピントが合う。そして少しずらすと今度は背景にピントが合う。GXであれほど合わせ難かったのに。AFの方法が違うのかもしれない。ソフトウエアのオプチマイズが効いているのかもしれない。いずれにせよ古いものより新しいものの方が利便性が良くなるのは当然の事だ。それとやはりサイズのでかいモニタは使い易い。おまけに水準器付きも泣かせてくれる。帰宅後ソフトウエアで傾き補正などしなくてよい。
う〜ん、悩ましいなあ。2万円切ったら検討するか。