デフレミュージック?

一昨日の御在所通勤、通勤途中の車の中でエルガーの威風堂々の大安売り。
ラップって言うのだろうか、伴奏とは言い難いメロディーと、全く調和の無い抑揚もメロディーもない口語り。
不協和音どころの騒ぎじゃない。まだジャズの定番テイク・ファイブの方が調和がとれている。
こともあろうにその不愉快な曲のバックグラウンドにエルガーの威風堂々のメロディーが使われているのである。
往復4時間の間に何度この不愉快な曲を聞かされたことか。
そして今日の帰り、カカバスの中でもラジオから流れていた。「あ〜、虫唾が走る。」
年寄りだからとか、音楽センスが無いとか言う無かれ。人間は本能的に調和の取れていない物に違和感を感じるものである。若者ぶって「良い曲だ。」なんて言ってるのは自分を偽っているとしか思えない。


なんて散々言いたい放題しちゃいましたが、調べてみると【SEAMO】という歌手の【Continue】という曲だそうな。
ジェネレーション・ギャップとはかくも大きな溝なんですね〜。
威風堂々のあのメロディーの荘厳さは、綺麗ではあるがチョットくどいイントロの後に聴くからより圧倒されるように思う。それがなくいきなりあのメロディーが続くとなんだか安っぽくなってしまう。そしてあっちの局でもこっちの局でもの大安売りとくるとどんな良いメロディーでも食傷気味になってしまう。
今までにもクラシック音楽のメロディーを拝借したポピュラーはあった。わざわざ楽才のない者が無理をして作曲しなくても版権Freeで高品質のメロディーを拝借できるのである。いかにも今の経済状況にあった方法である。