別れの朝

今日が最後の日。
朝から冬タイヤの交換、洗車、室内の大掃除と大忙し。
外した冬タイヤは形見の品として出見夫君が使います。シーズン中の汚れを綺麗に洗い、乾かしてから倉庫へ。マット類を外し掃除機をかける。汚れの酷い運転席と助手席のマットは水洗い。これがまたなかなか乾かない。
室内の雑巾がけ、グローブボックス内の片付けと大汗かいてしまった。最後にGSで夏タイヤのエアー充填。これで一通り片付いた。
11年5ヶ月21日の間、本当にお疲れ様でした。
長いようで過ぎてしまえば短く感じます。
最後に車検証、強制保険証券、リサイクル券の確認。整備手帳も付けといてやれ。任意保険用メモは出見夫君用に回収。
整備手帳に目を通すとオドメーターの交換記録。29,751kmで交換となっている。今の表示が 113,727kmで合わせると、143,478km。壊れたまま走っていた距離を合わせると、15万kmを越えているかもしれない。
期間、走行距離共に本当にお世話になりました。
感慨に耽りながらカルちゃんを眺めると、なかなかどうしてハンサムボーイである。今風の尻切れトンボのコンパクトカーよりずっと精悍でスタイルも良い。ずんぐりむっくりの今風の車は腹の出たメタボ小父さんを連想する。
カルちゃんはさしずめ腹筋の割れた若者の体型である。つい手放すのが惜しくなる。とは言えもう決まった事、今更止めたなんて言えない。
時々駄々をこねることもあったが、手の掛からない素直な良い子でした。
カルちゃん、本当に長い間有難う。家族全員、君の事は忘れないからね。絶対に忘れないからね。