高所恐怖症

久しぶりに家の屋根に上った。二階の窓から一階部分の屋根に出てそこから二階の屋根に梯子を掛け上るのだが、軒が少し被り気味で乗越すのが厄介。上りはまだ良いが降りは緊張する。岩と違い家の軒なんて強度が弱い。おまけにヒモも着けていない。たとえ確保などされていなくともヒモをぶら下げているかいないかで安心感が全く違うのである。謂わばヒモというのはトランキライザーのようなものである。着けているだけで全く恐怖心がとれ大胆な行動が出来るものである。
それに岩場と比べて家の方がずっと高度感がある。二階の屋根なんて10mもないくらいである。それなのにこの高度感、一体なぜなのだろう。私って高所恐怖症だったのか。


昨年買い換えたテレビ、地上波デジタル対応なのだが未だアナログで見ている。買う時にしみったれ根性が顔を出し、「アンテナ工事くらい自分でやる。」とかみさんに言ってしまったのだ。つい延び延びになっていたが気候の良いゴールデンウィーク中に、と思い立ちとりあえずUHFアンテナだけを瀬戸送信所の方角に振ってみようと上がった次第。
ところがアンテナ取付け用蝶ネジは完全に錆付いており緩める事が出来ない。VHFアンテナごとポール自体を振ってみようとポールのステイを外す。北へ振り一度家の中に戻り地上デジタルの設定にモードを替える。また屋根に上りアンテナを振りながら子供にTELして電波が捉えられるか見てもらう。が、どうも要領を得ない。そういえば説明書、どこへやっちゃったんだろう。家のかみさん始末が良いから皆捨てちゃったんだろうか。
まだ10時前で陽射しも柔らかいが、既に屋根は焼け裸足では熱くて堪らん。また今度にしようとアンテナの向きを戻しステーを張り直す。ちょっとポールが傾いてしまったので直そうと強引に傾ける。その時「ブチッ。」ステーの一本が軒側で切れてしまった。
まさに【泣きっ面に蜂】。もう足裏も限界。ステーの延長になるものを取りに降りるついでに靴も持って上がる。あ〜、足裏が熱くないって天国だなあ。切れたステーを補修し引揚げる。
あ〜面倒臭い。やっぱ餅は餅屋。ヤマダ電機に頼もう。何もかも錆び錆び。ポールごと交換かな?こんなことなら買ったときにやってもらえば良かった。
あ〜、足裏の火傷がヒリヒリと痛い。