先程帰宅し食事を終え一息ついたところ。
日付が変わる前に帰宅できて良かった良かった。といっても8時半くらいだから余裕綽々である。
ただ今はもう10時を回っている。今日の記事のアップは明日にする事にして日記だけにしておこう。
ヤヤッ!今日日記を書けば一週間連続書き込みの新記録である。ああ、この記録、日付が変わる前に帰宅できたおかげである。なんだかHappy!


御在所通勤からの帰り、温泉から出てカルちゃんに乗り込むと同時にTEL。時刻は午後3時。
「(私は)かあちゃん。もう家に帰ってる。今何処? こっちは雪が降ってるよ。 (他所の車が)トロトロ鈍臭くて敵わん。」
例によって一方的に喋っている。
「今温泉から出たとこ。今から帰るわ。遅くなるかもしれん。」


四日市までは新しく出来た三滝川左岸の道路のおかげで至ってスムーズだった。しかし23号に入ると急にノロノロ。「まいったなあ。雪なんて融けてるじゃないか。」三重の道は雪が舞うだけで大渋滞するのである。
それからが忍耐の連続。渋滞だけなら我慢できるが、周りが暗くなり始めると喉がカラカラに渇いてきた。それにお腹も空いた。時刻は午後6時を回っている。そろそろ夕食が恋しい時間である。
いよいよ飢えと渇きに耐え切れなくなった頃、帰り際にIさんから蜜柑を頂いた事を思い出す。
「しめた。蜜柑があったんだ。」
外は霙。蜜柑は後ろの荷室。社外へ出る気は無い。渋滞で停車している間に草履を脱ぎリヤシートへ移動。そこから蜜柑を取る。後はノロノロ走りながら蜜柑を食べる。
「うっ、旨い。」地獄で仏とはこの事。死ぬかと思ったがなんとか命を永らえた。
しかしなんでこんなに渋滞するんだろう。もし私が飢えと渇きで死んでいたら誰が補償してくれるのだろう。渋滞の元を作っている連中は他の皆になにがしかの補償をすべきである。とだんだん腹が立ってきた。
雪道の慣れ不慣れは路面状況を見て、滑るか滑らないか滑るとしてもどの程度滑るかが判断できるかどうか、に尽きると思う。今の23号線なんてただ濡れているだけである。路肩にはシャーベット状のビショタレ雪が残っているが、それとてもそう滑るものではない。雪があるだけで滑ると思い込んでいるだけである。かと思えば湯ノ山温泉からの降りで側溝に落ちている車がいた。誰が見ても滑りやすい路面であった。いやその判断が付かないから側溝へ落ちるのだろう。そんな人に限って23号線のように濡れているだけなのに滑るんじゃないかと思い込んでしまうのである。4駆か2駆か、冬タイヤか夏タイヤか。この違いよりも路面のシチュエーションの違いの方がずっと大きい。デフロックした4駆の4輪スタッドレスでも滑る時は滑るのである。路面の状態も解らなければ急ハンドルなどで滑り具合を確かめてみればおおよそは解るものである。
とブツブツいいながら走っていたら、路肩に停めた車を囲み4-5人の若い兄ちゃんが何やらやっている。内独りはなにやら紙を広げている。どうやらチェーンの巻き方の説明書のようである。「滑りもしないのにチェーンを巻く気かいな。」「一度も巻いた事がないのかな。」
ここでふと昨日の日記を思い出した。スキーに限らず何事も初めての人は赤子同然なのだ。見栄をはってデカイ車にのっていても雪道に関してはヨチヨチ歩きの赤ん坊同様なのだ。そう思うと、「まっ、しょうがないか。」と先程までの怒りは霧消していた。
もっともこれは渇きが解消しお腹も膨れたせいもあるかもしれない。


またTELが鳴る。「いまどこ?」かみさんからである。
「もう直ぐ狐地。動物喫茶エルザがあったとこ。」
「今日焼肉だからね。」そうかT哉が帰っているのだった。
「先に食べてて。」クソッ、折角の団欒をグズのおかげで逸してしまった。
先程グズ君達に寛容になったばかりなのにまたそうでなくなってしまった。tanuoさんの小さな心はコロコロと揺れ動くのである。


そして帰宅後かみさんが、「道路のあちこちで車が横向いとった。家のと同じように走れるとでも思ってるのかねえ。」
やはり家は全車4駆でないといかんのかなあ。ガソリン高騰の折からカルちゃんの次は燃費の良いコンパクト2駆にしようと思っているんだけど。