赤福営業再開 もの言わぬ審判

今朝の朝刊によると、深夜から並んで開店を待っている人がいるとの事。写真まで掲載されていた。
そこで一言、「僕も会社休んで買いに行こうかな?」
かみさん曰く、「うん買ってきて。会社終わってからでも間に合うわ。」
「直営店でしか営業していないのに間に合う訳ねえだろ。」
結局休んでまでも買いには行かなかった。
そして夕刊には、赤福を求め長蛇の列、午後1時には完売。買えなかった客も出たそうだ。
早朝の開店と同時に待ち焦がれた客から拍手が起こったそうだ。お客様とは本当に有難いものである。あれだけメディアで非難され続けていても、それに逆らうかのように開店を心待ちにしていたお客さんがこんなにもいるのである。陣頭指揮に立った社長さんも感無量だったに違いない。現場を知らないお坊ちゃん社長などと言われたようだが、この危機を乗り越え赤福を後世に伝え続けて欲しい。
お坊ちゃん社長でも務まるくらい、少々の危機も乗り越えられるくらい、何代にも亘って築かれた赤福のブランドが偉大だったのである。
きっと今日集まったお客さん達も私と同じ心境だったのだろうと思う。どうでも良いことに目くじらたてて、まるで勝ち誇ったかのように傲慢な態度のメディアに対し、快く思っていなかった人達に違いない。
反対意見を言う手だてが無いから黙っていただけで、その手だてがあればはっきり新聞各社、各放送局を批判していたに違いない。その心情の現われが今日の開店待ちと開店時の拍手だろう。これが一般市民の本当のジャッジなのだろう。


夕刊の記事に目を通していると「二度と裏切らないで。と言う客からの注文があった。」とあるが、これは多聞に疑わしい。証拠がある訳ではないが、開店当日に列に並んでまでも買い求める赤福ファンの言葉とは思えない。裏切られたと思っていたらこうまでして買いに来る訳が無い。
新聞記者自身の後ろめたさを掻き消す為、自分の行いを正当化しようと書き加えた嘘としか思えない。
もしそうだとすれば、この記者は救いようのない愚か者である。そしてこんな愚か者が大多数を占めるのがメディアの世界である。


今度の休み伊勢まで買いに行こうかなあ。徹夜しないと買えないのかなあ。