RX-8

一昨日の土曜日、御在所通勤から帰宅すると車がドロドロ。(カルちゃんは常時ドロドロなので気が付かなかった。)
どうやら土曜日未明の大雨は黄砂を伴ったものだったようだ。この黄砂も自然のものには違いないが、乱開発により砂漠化が助長されそれが近年の異常な多さに繋がっているらしい。大気汚染と言い黄砂と言い、全くもって厄介な隣人である。
(異常なNOx排出量の割りに酸性雨のphが左程酷くないのは黄砂が含む塩基性と中和しあった結果という説もあるが。)
あまりに酷いので日曜の午後、洗車した。殆ど乗らず飾っているだけなのでなんとも無駄な事ではあるが。
当然アウちゃんだけのつもりであったが、エイトもドロドロ。チョット可哀想なので事のついで、とエイトも洗う。洗ってみて今更ながらエイトの板金加工の複雑さが解かる。本当によくもまあこんな複雑な絞り加工を施したものだ。コツン程度でも板金屋泣かせである。コーティングしてなかったら洗車も大変だろうなあ。
しかしまあ、ガラスコーティング様々である。軽く水を流しスポンジで撫ぜるだけでピカピカ。水切れも良いので拭き取りも簡単。15分程度で一丁あがり。
マツダの形状デザインのセンスの良さは昔から定評がある。ヨーロッパでも人気が高いのは、このセンスの良さと車そのものの楽しさをコンセプトとしている事に負う所が多い。T車、N車といった日本車の代表格とは全く異なっている。そしてこれだけの加工を量産車に施すのは至難の業である。値引きが常習化しているマツダでも、これらの売れ筋は絶対に値引かない。それでも買ってくれる顧客を掴んでいるっていうのも大したものである。値引かないというよりコストがかかりすぎて値引けないのかな?
洗車の為に駐車場から出し入れ。ほんの少し転がすだけなのだが、「このままちょっと出かけてみたいな。」と思う。これもこの車の魅力のひとつだろう。


T哉は隔週で帰ってくる。その度にエイトに乗っている。これじゃあ乗らなさ過ぎて車が傷むなんて事は無い。「偶には御在所通勤に使ってやろうか?」と思っていても、こんなにちょくちょく帰って来るんじゃ乗れねえじゃねえか。
ピカピカのアウとエイトが並んでいるとまるで中古車屋さんのようである。乗りもしないでいつも見て楽しんでいるのである。何のための車かねえ。


おまけ
車のデザイン、ドレスのデザイン、と一般的によく使われているが、聞く度或いは自分が話さなければならない時にいつも違和感を感じる。
Designとは設計する事である。皆が使うデザインは外観デザインの事である。私はいつもそれらを分ける為に【形状デザイン】と言っている。私が仕事で書いた図面には、Designed by *** とサインしていた。ブロック図、回路図、その他全てにである。
日本に限らず微妙にニュアンスの違う使い方をする事がある。この人達が言っているのはAを意味している。別の人達が言うのはBを意味している。その仲介役はいつも気が休まる時が無いのである。
「ふ〜、疲れる。」