雪やこんこん、霰やこんこ

今日もいつも通り遅い起床。
ベッドの中からカーテンを開ける。曇っている割りにいやに明るい。
窓ガラスの結露を手で拭うと雪が降っている。結構激しい降りだが道路は濡れたまま。気温が高く積もるまではいかないようだ。


昼近くにかみさんからランチタイムデートのお誘い。この天気はカルちゃんの出番である。汚れても一向に気にならない、ヘビーデューティーな車である。
裏道は既にシャーベット状になりかけていたが表通りは濡れているだけ。この程度でもノロノロ運転で渋滞である。慣れ不慣れも有ろうが、雪国でも積雪は人々の生活や経済活動に大きな影響を及ぼすのである。たとえ街中でも自然の前に人間なんてちっぽけな存在である。
その人間が自然のリズムを狂わせている。【天に向かって唾】という言葉がある。愚か者を指していう言葉であるが、今すべての人が気付かぬままこの愚行を犯しているようだ。天に向かって吐いた唾はいずれ吐いた者の顔に降りかかるのである。
こんな事を言いながらも、相変わらず化石燃料を燃やし続けている愚かな私…。


明後日からは仕事である。遅寝遅起きを矯正するため本日は早めに床に就く。が、眠れん。
手持ち無沙汰にTVのチャンネルをカチャカチャ切替える。リモコンという便利な武器のおかげで寝ながらにして全ての番組を時分割で観る事ができる。便利な世の中である。昔【ながら族】という言葉があった。〜をしながら…をする者を指し、ひとつの事に集中できない者というあまり良くないイメージを含んでいた。そしてこの私も【ながら族】であった。TVを観ながら宿題をやり、ラジオを聴きながら考え事をしたり模型の構想を練ったり。何事にもチャランポランなのはこのせいかも知れない。
かみさんも【ながら族】だったそうだ。そして今、下の部屋でTVを観ながらお炬燵に入りノートPCで仕事をしている。コンピュータのように処理速度が速ければマルチタスクで処理しても良いのだが…。
タイムシェアリングでTVを観ていたらNHK大河ドラマも観てしまった。思ったとおり興味は見出せなかった。若手起用を焦っているのか、若手はギャラが廉くて済むのか、はたまた若い視聴者達に人気のある人をとへつらっているのか、臭い芝居が鼻につく。おまけにストーリーも面白くない。
NHKは唯一有料の放送局である。最近では聴取料未納の者を告訴までするようになった。民放と同じ事をするのなら聴取料に頼る必要は無い。スポンサーからの影響を受けず独立性を保ちながら公序良俗に従い公正な報道、放送を旨としている筈である。娯楽番組とて例外ではない。NHKとしての誇りに恥じないものを製作して貰いたい。週に1-2時間しか観ない者にとってあの聴取料は法外である。いかに抱き合わせ販売とは言え。
そういえば紅白でも何かあったようですね。有料放送局に対する視聴者の期待って、やはり常にオフィシャルであって欲しいって事なのでしょうかね。子供や女性も観ている訳ですから。
昔は審査が厳しくGS流行りの時でも青彗星だけが選ばれ、蜘蛛達、虎達は選ばれなかった。品位のかけらも無い者を出場させておきながら「知らなかった。」は無責任過ぎませんかねえ。
自然とは別の人間社会の中でも【天に向かって唾】を吐く人が増えているように思います。


ああ、また愚痴になってしまった。