やっと一息、「ふ〜。」

S司のお迎えは30日と思っていたら、29日だとかみさんが言う。午後5時までに行けば良いとの事なので、昼過ぎに出る事として午前中に仕事を片付けるべく出勤。
何もかも子供中心で我家は回っている。幾つになっても子離れの出来ないだらしない親である。普通の親なら「バスを乗り継いででも帰って来い。」と言うのだろうが、親の方が迎えに行きたいのである。子離れできない親とは裏腹に子供の方は既に親離れを済ませているのである。「しょうがない親だなあ。」と思いながらも親に合わせてくれているのである。


29日午前中、名古屋市内ではかなり激しく雪が舞っていた。「道中大丈夫かなあ。」おしりを切られているので雪による渋滞が気がかりだ。それでも携帯電話でいつでも連絡がつく。追い出されたらどこかの喫茶店で時間を潰していれば良い。その場所を携帯電話で伝えれば難なく落ち合う事が出来る。便利な世の中である。


13時に自宅を出る。その頃にはすっかり晴れ上がり朝の雪が嘘のよう。Auちゃんは快調に中央道を疾駆する。年末とは言えさすがに昼間は空いている。右側車線を走っていると前の車が直ぐ道を開けてくれる。ああ、快調快調。
駒ヶ岳SAでかみさんと交替。本線に入るなりいきなり1*0km/h越え。弾丸娘は健在である。健在すぎるのも問題なのだが…。
いくらこちらが燃費を考え遠慮がちに走っていても、こんな走り方されたんじゃねえ。空気抵抗は速度の2乗に比例して増えるのである。その抵抗に打ち勝つ為にはそれ相応のエネルギーすなわち燃料を消費する事になるのである。DISの燃費表示もどんどん下がってゆく…。
スピードの出しすぎで他車とのリズムがあわない。後ろを見ずに追い越し車線に入ってくる車が多い。その度に急ブレーキ。さすがAuちゃんのブレーキは強靭である。でもブレーキを踏むって事は燃料が姿を変えた運動エネルギーを捨てている事なのである。ガソリンを捨てている=お金を捨てている。と言った方が適切か。なんて思いながらも口には出さない。乗せてもらっている以上なにもかも運転者に委ねているのである。厭なら自分で運転すれば良いのである。
岡谷JCを長野道に折れ松本盆地に出ると左側北アルプスは雲に覆われている。しっかり(雪が)降ってるんだろうなあ。こちらは相変わらず快晴。今の所雪の渋滞はなさそうだ。道路脇には中野-上越間でチェーン規制の看板。須坂で降りてしまうから渋滞に引っかかる事はなさそうだ。
姥捨SAで運転を替わろうと思っていたが、かみさんはハンドルを放す気は無いらしい。そのまま長野盆地へ駆け下る。巡航速度1*0km/hはさすがに速い。えっ、制限速度の倍じゃないか。
須坂ICで降り菅平に向かう。山道に差し掛かるとすぐ雪が現れる。相変わらず交替する気は無いらしい。なんだ雪道を走りたかったのか。
夕暮れ真近の景色を眺めながら走っていくとあちこちにゲレンデが現れる。今まで雪か曇りばかりでゲレンデの様子が見えたのは今回が始めて。菅平ってダラダラ斜面ばかりかと思っていたが結構面白そうな所もある。一度くらいは滑ってみたかったなあ。


丁度午後4時頃にD大宇宙電波観測所着。予定より1時間早く到着。雪による渋滞がなかったのと、弾丸娘の暴走運転のおかげ。
S司の仕度を待ち、出発は午後5時近く。辺りはもうすっかり薄暗くなっている。
去年同様、【湯っ蔵んど】で入浴後帰途に就く。
帰名後遅い夕食。またマリノ。食いつけないものを食ったおかげで翌朝(30日未明)腹痛と胸焼けで目覚める。「う〜、ムカムカする。」
そして起床後の読書タイム in Bed の後、Auちゃんの洗車。融雪剤をしっかり浴びてきたので丁寧に念入りにそして足回りもしっかりと洗う。ついでに室内も掃除機かけて埃を雑巾掛け。綺麗になったところで隣のカルちゃんが凄く【ミスボラ】。「しゃあねえ、洗ったるか。」こちらは適当に。でも床マットの埃取りと室内雑巾掛けもおまけで。
家の中に入ると丁度12時。「ふ〜、草臥れちまったぜい。」