のんびり土曜日

未明、夢の中で激しい雷鳴。と同時にうつつの世界へ。夢ではなかった、紛れも無い現実だった。
「(御在所通いは)今日は止め〜。」目覚ましのセットを解除し、また夢の世界へ…。
今日はかみさんがカルでお出かけすると言っていた。なのでAuで出かけようと思っていたが、この天気ではAuちゃんが可哀想。
この季節の雨は冷たい。おまけに鬱陶しい。いかに健康管理の為とはいえ不快な事を好き好んでしようとは思わない。おまけに汚れたAuちゃんを後で洗わなくてはならなくなる。無精者の私にとってこれほどの苦痛は無い。


7:30 a.m. 頃目覚め、読書 in Bed. こんな土曜も良いものだ。
起床後のんびりと新聞に目を通していたら、「カル飯食わせてきて〜。」カル飯とはレギュラーガソリンの事である。因みにAu飯とはハイオクの事である。カカ飯は豪華な食事、ジジ飯は粗食の事である。
ガソリン代として英世さん1枚。1度の給油で英世さん4枚は必要なのに、そんな事全く解していない。それでも全く貰えないよりはましなので有難く頂いておく。毎度の事ながらみみっちい話で恐縮です。しかしこれが我家の実態でもある訳です。


かみさんが出かけた後Auちゃんの不具合の件でデーラーへ。診て貰って吃驚玉手箱、実はこれが正常だった。いかに普段乗っていないか丸出しである。
帰宅後、あまりの肌寒さにストーブを出す。実は一台は既に出していたのです。そして灯油も買ってあり稼動可能状態なのです。いつからこんなに寒がりになったんでしょうねえ。ついでに扇風機を片付ける。この時期まで出しっぱなしだったなんて、我家の全員が無精者であることをさらけだしているようなものです。
午後からは喫茶店で読書(漫画の読みだめ)のんびりも良いけれど退屈だ〜。
今週初めから腕時計の秒針が2秒運針になっていた。電池切れが近い。暇潰しが出来た。今日の内に交換しておこう。しかしこの時計、結婚前にかみさんから貰ったものだが相当草臥れている。ぼちぼち新調しても良い頃だ。
ウォッチマンなどのディスカウントショップも姿を消した昨今、近場にも時計の安売り店は無い。代わりに最近ではネットショップ流行りである。送料はかかるが出かけることもなくお安く買える。で、無精者にピッタリのソーラー電波時計をネットで探してみた。
セイコーシチズンはブランド戦略をとっている為か結構高い。と言っても海外ブランドのような値段ではなく5万円くらいからと割とリーズナブルである。ブランド戦略と言うには凄くおとなしい値段である。チト中途半端かな? 海外ブランドのようにステイタスや夢を売っている訳ではなくせいぜいささやかな贅沢と言ったところか。私はそんな所に価値観を見出せないのでカシオの1万円近辺のもので充分だ。よし、買うならこれにしようと決め、かみさんの帰宅後に話すと、「そんなしみったれたもの買ってやらん。ブルガリやショパールにしろ。」どこにそんなお金が有るというのだ。あえなく電池交換に逆戻り。でも1,500円の出費で治まった。
暇に任せてNetで調べ物をする。先日の日記で紹介した、【Streets of London】の歌詞を探してみたら早速見つかった。
押入れからレコード盤を出せば済む事なのだが、それには物理的な作業が伴う。手前にしまってあるものを出さなければ出てこないのである。これが結構大変で煩わしいのである。Netで探せば机の前に座っているだけで済むのである。便利な世の中になったものだが、それが私の無精さに拍車をかける事になっているのは皮肉な事である。
時と場合によっては物理的な作業の方が速いこともある。謂わばハードウエアとソフトウエアのようなものである。プログラムの複雑化に伴いソフトウエアも実際はソフトではなくなってきている。生産性は悪い、メンテ性も悪い、下手にプログラムをさわるよりハードウエアを設変した方が簡単かつ速い場合も多い。最近ではハードウエアの方がソフトなのである。あっ、これって仕事の愚痴?



Have you seen the old man in the closed-down market
Kicking at the papers with his worn-out shoes
In his eyes you'll see no pride, and held loosely at his side
Yesterday's paper telling yesterday's news


≪Chorus:
So how can you tell me you're lonely
Or say for you the sun don't shine
Let me take you by the hand
And lead you through the streets of London
I'll show you something to make you change your mind ≫


Have you seen the old girl who walks the streets of London
Dirt in her hair and her clothes in rags
She's no time for talking she just keeps right on walking
Carrying her home in two carrier bags


≪Chorus≫


In the all-night cafe at a quarter past eleven
Same old man sitting there on his own
Looking at the world over the rim of his teacup
And each tea lasts an hour then he wanders home alone


≪Chorus≫


Have you seen the old man outside the seamen's mission
Memory fading with the medal ribbons that he wears
And in our winter city the rain cries a little pity
For one more forgotten hero and a world that doesn't care


≪Chorus≫




produce by Ralph McTell


学校でのいじめにしか楽しみを見出せない子供達が、もしこの日記を見る事があったら是非この歌詞を噛み締めて貰いたいと思います。或いは近くにそんな子供がいたら是非教えてやって欲しいと思います。
落ちていた新聞しか読む事ができない老人、その昨日の新聞は昨日のニューズを語っている。なんて本当にせつないではないですか。そんな人達に施しをするというような傲慢な態度ではなく、手を取って歩かせて下さい。という謙虚な姿勢に心をうたれます。気晴らしになるよう何かをしてあげたい。という人としての根源的な思いやりに胸がつまります。
1960年代も終わりの頃、イギリスのフォークシンガー、ラルフ・マクテルの作ですが、40年の時を越えて今でも新鮮さを失っていません。これからの世の中を支えていく子供達に、人を思い遣る心をいつも忘れずに持ち続けて頂きたいと思います。