新聞の毎日の宅配を希望するかどうかで希望する方に軍配が上がったとか。
古い話ですみません。大分前のニューズですね。
私自身もその方が有難い。しかし毎日早朝に届けるっていうのも大変な労力ですね。コストを考えるならもっと他に良い方法もありそうです。
あれだけの内容を全て見ている人っているのでしょうか。私の場合、見出ししか見ていません。朝の限られた時間内に目を通すのですから、克明に見るなんて無理ですね。見出しだけ拾い、気になったものだけ記事を見ます。それも気になる点を探すように斜め読み。だからあのボリュームのほんの一部しか読んでいません。休日で時間があっても同じパターンです。新聞社も手を代え品を代えいろんな特集を組んだりしていますがいつも読み飛ばしています。全く興味の無い物、不要なものもいっぱいあります。いや殆どが不要なものです。
こうしてみると新聞って抱き合わせ販売なのですね。必要なもののみに対価を払うのが一般的になっている今の時代にそぐわなくなっているのも事実です。価格を吊り上げる為に【紙面の充実】という言葉を語っているだけともとれます。
それじゃあNet配信でも良いように思いますが、あの紙に書かれたものが便利なんですね。
開いたとたん一瞬に全てが目に飛び込む。その中でも、太く大きく記された見出しの目立ち具合は最高です。そしてその記事がどの位置にあったかが付随した記憶としてビジュアルに頭に焼き付けられます。PCの画面では一瞬に全てを見る事は出来ません。スクロールしたり画面を切替えたり、後で読み返そうとしてもそれがどこにあったか探すのも大変です。
新聞感覚で見るならやはり紙が便利ですね。
でもあの重い紙の塊を毎朝届けていただくのも申し訳ない事です。発想を変えてPC本来の使い方に合う様に画面設計を変えてみてはどうでしょう。PC本来の使い方…コンピュータの便利さは一度入力したものが無限に再利用できる点にあります。異なったファイルから検索する場合でもコピー＆ペーストで再入力する必要はありません。また予め必要と思われるならリンクしておけばワンクリックで飛んで行けます。ニューズをNet配信するならトップページはインデックスだけにしておく。それも条件でソートできるようにしておくとどうでしょう。ソート条件はカテゴリーでも見出しの五十音順でもあるいは地域別でもあらゆるものを可能にしておけば読む側の選択肢が増えます。
同じ記事でも配信元毎で複数が読めるようにすれば情報の中立性が保てます。こうなると全文印刷したら従来の紙面の何十倍ものボリュームになりますが、全てを見る人なぞどこにもいません。紙面数の制約から解放されるのもNet配信のメリットです。
そうすれば宅配の為のコストが下がり、その分情報の質にコストをかける事ができます。
なぜこんな事を言い出したかっていうと、前々から気になっている事があるからです。
新聞にしてもTVニューズにしてもどうも情報に偏りがあるように感じているのです。意識して操作しているのか、それとも書いた本人も何も解らず、配信元からの丸ごとコピーをしているのか…。
【報道の自由】なんて言葉に酔っていないで、「下手をすると何も知らない人達を煽り立てる事になりかねない。」という危機感を常にもち続けて頂きたいと思うのです。
ロシアとウクライナの天然ガスの問題も報道のいい加減さの例としてよく取り上げられます。
そして今朝の中日朝刊の記事。政治問題ではありませんが、サッカーの記事に隅に追いやられながらも写真付きででていた、ル・マン24Hの記事。Audiが優勝としか書かれていませんが、この記者さん、ニューズの本質が解っているのでしょうか。それとも何かの力が働いてわざと伏せてあるのでしょうか。
ル・マンに参戦すれば必ず勝っているAudiです。参戦しながら優勝を逃したならニューズになるでしょうが、優勝したならあたりまえの事。珍しくもなんともない。それよりもっと重要なのは、優勝した車がレーシングカーとしては世界初のディーゼルエンジンだったこと。（少し前の日記でも触れましたが。）そんな事が一切触れられていないこの記事、日本自動車工業会の意向が働いているように思うのは考え過ぎでしょうか。ディーゼルは汚いもの、いずれは消えていくものと日本国民を洗脳している手前、そのクリーンさパフォーマンスの高さをひた隠しにしているようにも見えるのですが…。
