キャリア

こんな呼び方をするのだろうか。人が使っているのを聞いた事は無いが、他に適当な言葉が思い浮かばないのでこう呼ぶことにする。
インターネットの物理レイヤのラインです。
最近【光】の勧誘が多い。先日もNTT西日本から「IP電話とセットになりました。」と勧誘電話。
んなこと知っちょるわい。去年の今ごろNTT西日本のキャンペーンで家まで光ファイバーをひいて貰ったのに同じ会社でありながら連絡の悪い事である。あれだけでかいと部門が違うと別会社と同じって事か。でも調べりゃ解るだろうに、「失礼ですが、お宅パソコンをお持ちですか?」から始まるのである。
あの時はまだIP電話とセットになってなかった。独自の電話線も光ファイバーも持っていないYAHOOでさえ【光】+IP電話+BBTV(Net配信のTV)をセットにして宣伝していたのに。
キャリアの独占企業は何もしなくても使用料が入るので、商売が下手というか何を顧客に売り込めば良いかを考えていないのかもしれない。やはり孫さん商売上手。
月々のランニングコストが高いのとIP電話のサービスが無かった事、そして文字と写真程度のブラウジングではさほど体感速度の違いが感じられなかった事などの理由から、【光】を解約してしまった。


最近知り合った方で凄く先鋭的な方がいらっしゃいます。その方が運営されているサイトはビデオコンテンツばかりを扱っています。写真程度ならADSLでも不自由しないが、動画の取り込みはやはり幅の広い高速道路が必要になる。昔使っていたダイアルアップなんてお金を払って私有地を通らせてもらっているようなものである。それと比べるとADSLも充分速いが高品位の動画となるとデータ量が半端ではない。
今はまだ文字と写真、BGMくらいが一般的なコンテンツだが、いずれは高品位動画+HiFiステレオがあたりまえになるのだろう。そうなるとメディアプレイヤーなどの再生ソフトもブラウザに組み込まれ、キャリアも【光】があたりまえ、それもギガビット転送あるいは光コヒーレンス通信に置き換えられるかもしれない。そうすれば一本のファイバーで多重伝送が可能になり何千本のファイバーを繋いでいるのと同じような転送レートが実現できる。


あれはいつ頃だったかなあ、日本でもインターネットが繋がるようになったのは。
当時は雨後の筍のように小さなプロバイダが生え出てきた頃だ。最初に契約したIIJ(インターネット・イニシァティブ・ジャパン)って今でもあるのかな?ダイアルアップで繋ぎ、ブラウザはカメレオン。そのうちネットスケープが無料配布、有料化してすぐIEがWinにバンドルされ…。
ちょっと大きなファイルだと電話代が嵩み時計とにらめっこしながらダウンロードなんて事をよくやってたなあ。当時からすると、今のように誰でもがNetを利用できるなんて夢物語だよなあ。
数年後には【光】が一般化し誰でもが動画を扱うようになるのだろうな。静止画のホームページなんて誰も見向きもしなくなるのだろう。
うちのサイトも積極的に記事を更新するようになったのはADSLが開通してから。その前年(2001年)の夏にYAHOOがADSL参入を宣言し、早速申し込み。やっと繋がったのが半年後の2002年1月。それから毎週のページ更新が始まったのだ。
NTTのキャンペーンのおかげでファイバーは家の電話の傍まで引き込んである。契約さえすればまた直ぐにでも【光】は繋がる。後はランニングコストの低廉化とコンテンツの重さの進行度合いで切り替え時期を決めよう。
その時もまた月々の費用は僕の負担になるのだろうか…。(今現在YAHOO-BBとBB-Phoneは私のへそくり口座から引落されています。)