CW-X

ワコールが開発したサポート用タイツです。
我が家で使い始めたのは子供達。スキーには必携のアイテムとかで必ず履いていた。上半身には綿シャツの上にパッド入りのアンダーシャツを着用。通常この上にDHワンピを着用しただけで試合に出ていた。当然寒くて堪らない格好である。該当クラスの滑降中は他のクラスの仲間達がサポートに回りスキーウエアを下まで運んでいた。試合の前後は当然ワンピ姿の上にスキーウエアを着込んで他のクラスのサポートに回るのである。
CW-Xとの馴れ初めがスキーだったので、長い間スキー専用のサポートギアだと思っていた。
そして子供達に遅れること数年、私も着用するようになった。…実は子供のお古がまわって来ただけ。
膝関節や筋肉をサポートしてくれるので疲れ難いと聞いていたが、使用した感想は正直よく解らない。
スキーなんて瞬発力を競うスポーツである。長時間続けても滑走時間の何倍もリフト休憩が出来るのである。そして一本の滑走時間はせいぜい数分しかない。完全な無酸素運動なのである。確かに小回りばかり続ければ膝が疲れる。しかしSLでも狭ピッチの区間なんてほんの一瞬。大抵は中回りでじっと押さえつけているだけである。
そんな具合でCW-Xが有効なのかどうか判然としない。判然としないがある物を使わずにいるのももったいないのでいつもスキーで履いている。


最近知ったのだがCW-Xはべつにスキー専用のアイテムではなかったようだ。そりゃそうだわなあ。
そして山でも履いている人が多いらしい。金余り中高年は膝や筋肉を傷めないよう異常なほど気を遣い、結構な比率で着用しているそうだ。私自身は腰を傷めた事はあるが膝を傷めた事は無い。どうすれば膝を傷めるのか不思議でならない。そんな訳で山でCW-Xを履こうとも思わない。第一あんなもん履いてたら汗で蒸さってしまう。そこら中股擦れのイ○キ○タムシになってしまいそう。
冬は冬でどうも使い勝手が悪そうだ。あの履いた瞬間のヒヤッとする感じ、如何にも保温性が悪そうなのである。
そんな訳で山で履こうとは思わない。せいぜいスキー用が良いところだ。前述の通り有効かどうか判然としないが。


先週の日曜、昼食に出かけたついでに一家でバーゲンセールの買い物に行った。S司の財布とT哉の就活用靴下、そしてかみさんの雨傘を見に。
そこのワコールのブースでCW-Xが売られていたのだ。定価12,000円のものが6,X00円。半額に近いのである。子供達もその廉さに引かれつい釘付けに。
昔はCW-Xは1種類しか無くしかもユニセックスだったと思う。そして定価も16,000円くらいだったような。今ではどう違うのか解らないが色々な種類のものがあり、おまけにMen's Women'sとあるのである。へ〜、そりゃ体型に合せなきゃサポート効果が薄れますわなあ。
また昔はド派手な迷彩柄ばかりだったが、色使い、柄のデザインともに洗練されてきており、DHワンピなしでこのまま滑っても絵になるのである。
我が家ではスキーショップでしか買った事がないので殆ど定価販売だった。それもレーシング用品を置いている所なぞ限られており、量販店のアルペンのような値引きは望むべくも無かった。
そんな訳でそのディスカウントが魅力というよりも珍しかったのである。
結局子供達が使っている高額品が無かったためタイツは買わなかった。しかしS司はノースリーブの上半身用をかみさんにおねだりして買ってしまった。何に使うのだろう。これもスキー用か?
しかしいろんなものがお廉く入手出来る様になったものだ。今欲しい人達には本当に良い世の中だ。


帰り際、「チョコレートが食べたい。」とかみさん。
僕の少ないお小遣いの中からお土産用として買わされたのは言うまでも無い。