コメント

昨日、たまたま過去の日記(はてなダイアリー)を見る事があり、そこにコメントが書き込まれているのがわかった。
日記は昨年初め頃のもの、コメントはつい先日の12月23日。
こんな偶然でもない限り気が付く事は無いだろう。
コメントする側もたまたまサーチエンジンで見つかったものに書き込んでいるので、そこのコメント欄に記入するのが当然である。しかし書き込んで貰った側はそんな古いものなぞ見る訳も無い。
折角書き込んで頂いた貴重な情報がそのまま埋もれてしまうのは勿体無い。
例え過去の日記にでも書き込みがあったのなら、その事を管理者に知らせてくれるToolが欲しい。
Photo Highwayなどではなんらかの書き込みがあれば管理者にメールを自動発信するようになっている。へたなトラックバックよりこの方がよほど気が利いていると思うが…。
メール発信でなくても管理画面上でコメントのあったページへのトラックバックが設定されていればすぐそのページに飛んで行ける。


はてな】さん、如何でしょうか。


そして件のコメントとは、ワカンについて書いた日記に対してのものだった。
昔の既製品のワカンは大抵、富山の芦峅寺のものを真似たものだった。私のは爪の部分に【EVER NEW】の刻印があるので、【EVER NEW】が模造して商品化したものだろう。純正の芦峅寺ワカンではないのでその日記にも芦峅寺風と書いたと思う。そして人から聞いた話では、今は山道具屋ではアルミパイプ製のものしか扱っていないそうだ。そのことに対し、芦峅寺ではまだほそぼそと作っている旨のコメントだった。匿名の方からだったがこの場を借りてお礼を申し上げます。
教えて頂いた内容で検索してみると以下のサイトに行き当たった。
http://www.hokurikumeihin.com/furusato/
手作りにしてはお値段もとても廉価である。山用品のサイトで販売しているアルミパイプ製(当然量産品)よりもお廉いのである。これも聞いた話だがアルミ製は意外と壊れやすいそうである。
木や麻縄と違い過大な外力に対し力を逃がす事が出来ないであろう事は容易に推測できる。
その点昔ながらの材料で作ったものは過負荷にも捻じれたりたわんだりしながらも可塑的破壊には至らない。また金属と違い補修も可能なのである。無精者の私でさえある程度の修理、補強は何度かやっている。
アルミパイプ製の倍以上の価格設定でもおかしくない、いやパフォーマンスはそれ以上だと思うのに、それ以下の価格で買える。きっと高齢の方が商売抜きで本業の片手間で作っておられるのでしょう。こんなに良いものが現地まで足を運ばなくてもNetで買えるそうです。
件の日記にも書いたように日本の低山、藪山にはワカンが最適です。広大な雪の斜面ならスノーシューよりスキーの方が機動的です。中途半端なスノーシューよりワカンかスキーいずれかを選択する方が合理的かと思います。
そしてワカン購入を検討されている方には芦峅寺ワカンをお勧めします。古臭いものとお考えかもしれませんが永い歴史のなかで淘汰されてきたものです。昨日今日出てきたばかりでろくに評価試験もされていないものより余程安心して頼れる道具だと思います。