御用納め

今年は家の事はまだ何もやっていない。日常の掃除、片付けすら放りっぱなし。
「休みに入ってからやれば良い。」とかみさんはのんきなものである。私も一向に気にならない。
お互いB型どうし、チャランポランの大雑把丸出しなのである。元旦といっても大晦日の翌日以外の何物でもない。暇なら元旦に大掃除をやったって良い。
そういえば子供が小さい頃もそうだったなあ。休みの前日会社から帰るとその足ででっぱつ。年末をスキー場の宿で過ごし、大晦日の夜に現地を発つ。日付が変わり元旦の0時を過ぎて帰宅、そのままぐーすか眠りに就く。昼前に起きだし御節(と言うより保存食)を摘まみにお屠蘇替わりにビールをグビグビ。子供たちは普段着のままご近所訪問。きっと凄い貧困家庭と思われていたのだろうな。貧困家庭に違いはないか。切り詰め、切り詰めて遊びに散財し尽くしていたのだから。
毎年12月末から5月初めまでの5ヶ月間はスキーの出費で大幅赤字(月次決算なんてやってたら5ヶ月連続赤字)その補填を夏の間で。というのが我が家の台所事情だった。


明日29日は昨年同様S司を迎えに菅平行き。バス、JRを乗り継いで帰ってこさせた方がずっと経済的なのに車でお迎えなのである。世の中の常識的な人達と、我家の一族とは価値観が全く違っているのである。我家の常識は世の中の非常識、世の中の常識は我家の非常識。これも多様性の為せる業かな。
ついでに夜間瀬まで足を延ばして温泉に入ってくるかな?ワゴン車なら車中泊してひと滑りして来れるのに残念。何事も遊びに結びつけるのが我家の常識なのである。


そして帰宅後の30日、31日を家の掃除、お片付けに当てようとしているかみさんの目論見も家族全員が察知しているのである。T哉もS司もそれを了解した上でお手伝いに帰ってくるのである。善く出来たお子ちゃま達である。
T哉は既に免停生活に突入しているそうで、寒い中チャリで帰ってくるそうだ。健康と懐にはその方が良いぞ。


夕食後かみさんはまた職場へ出かけて行った。気になる事を片付けておかないと安心して休めないそうだ。家の事はどうでも良いのか、気にならないのか。案外外面を気にする性格なのかな?
時間外(勤務)も付けずボランティアで仕事をしているが、トランキライザー代わりと思えば良いか。心を病むより肉体的疲労の方がずっとましかもしれない。


さあ、明日は久しぶりにAuちゃんで高速を突っ走るぞ。オービスと覆面に気をつけて、駆け抜ける悦びを味わってこよう。(これってベンベのキャッチフレーズだったかな?)