桜吹雪

退社後、かみさんに帰るコール。
「だめ!行けない。」
子供にコール。
「ただいま電話に出ることができません。云々。」
しゃあない、歩くか。
もう寒くはないが、風が強い。
脇道にそれると暫く桜並木が続く。強風に煽られ横殴りの桜吹雪。痛くはないがこれでは情緒も何もあったものじゃない。
しかし4月半ばでやっと桜吹雪だなんて! いつもより1週間以上遅い。なんだかんだと文句をつけながら意外と楽しんでいる自分に気付く。
もう少し先にはニセアカシヤの林がある。例年ならぼちぼち花期を迎える頃。心待ちに歩いて行くと枯れ木のまんま。新芽の出かけている気配すらない。ゴールデンウィークまで後2週間、その頃に花は間に合うだろうか。ここでもこの程度では、通勤電車から見えるハリエンジュも同様だろう。


先日豊田の倉地塗装さんからメールがあり土日の間でハチ公のコーティングをしてくれるとの事。今夜持込む事にしてあり、T哉の帰宅を待つ。その間に地図を確認。その後T哉と一緒に倉地塗装さんへ出かける。
午後7時を過ぎてもまだ道路が混んでいる。渋滞でGo and Stopの繰返し。さすがにエンストはしなくなったが発進時のノッキングぎりぎりが気になる。エンジンにも良くないし生ガス排出で燃費も悪くなる。が、黙っていよう。一言多いと本人が気にしすぎる。


倉地さんは想像していたとおりきさくな兄ちゃん。とても謙虚だが仕事への意欲や情熱が強く感じられる。こんな人になら大事なハチ公も安心して預けられる。
日曜午後には施工完了との事。2週間後に洗車と再チェックの為再度持込み。その後S司に逢いに皆で出かけよう。往復700kmもハチ公ならあっという間。オービスと覆面にだけは気をつけて。